【ご祝儀の相場】台湾の結婚式、ご祝儀の相場は？

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ご祝儀の金額を決める要素

基本要素

台湾の結婚式のご祝儀の金額は次のようなことを考慮して決めます。

1. 式を挙げる地域
   （台北、台中、台南、高雄、その他）
2. 新郎新婦との関係性
   （家族、親戚、上司、同僚、親友、友人、知人など）
3. 披露宴会場のランク
   （高級ホテル、一般ホテル、専用の式場、レストラン、流水席）
   ※流水席とは台湾の伝統的な結婚式で屋外や街中で行われます
4. 披露宴の規模(出席者の人数)

追加要素

上記の内容を勘案した上でさらに調整して最終的な金額を出します。

誰かを連れて参加する場合

誰か同伴で出席する場合は１人当たり800～2000元加算します。赤ちゃんは加算の必要がありません。なお、金額に幅があるのは地域や会場ランクなどに応じて調整する必要があるからです。

台湾では結婚披露宴に誰を一緒に連れて行っても構いません。驚くことなかれ、それが新郎新婦やその家族と全く関係のない赤の他人でもよいのです。実際に新郎新婦の知らない人が会場にいることがあります。

喜餅（シービン）をもらった場合

新婦側から事前に喜餅（最近はクッキーが多い）をもらった人は、500～600元加算すれば失礼になりません。

遠方からの出席の場合

家から会場までの距離が遠い場合は600元減額です。お車代の代わり減額すると考えると分かりやすいですね。

披露宴不参加の場合

欠席する場合は800元減額ですが、関係性も考慮して決めます。最低でも600元は包みましょう。

同性愛者の場合

同性愛者の人は1000元減額です。

自分が挙式できない人はご祝儀をもらう機会がないので、自分も他人に払わなくていいという考えです。最近は台湾も同性婚が認められるようになったので変わりつつあるかもしれませんが…。

ご祝儀の留意点

1. 金額の数字は必ず偶数にする
   
   ※

   偶数は縁起のよい数字
   ※

   普通は2か6にする（3000や5000、7000などは避けるべき）
   （2200、2600、3200、3600、6000、6600...）
   ※

   なぜか3200と3600は例外で奇数3でもOK
   
   
2. 金額の数字は「4」と「8」を避ける
   
   ※

   数字の「4」と「死」の発音が同じ、「8」は「別」の発音に似ているため避けるべき（2400元や4000元などは×）
   
   
3. 高額にならないようにする
   ※

   ただし、新郎新婦が損をしない金額にする
   ※

   自分の結婚式で受け取った額より大きな額を相手の結婚式のときに返す慣習があるため高額は受け取る側の負担となるのでさける
   
   
4. 招待状をもらったら欠席でもご祝儀は渡さねばならない
5. 新札でなくてもよい
6. 夫婦は一緒に包んでも別々でもよい
   　例：夫2200元と妻2600元に分ける
7. 友人や同僚など連名で包んでもよい

ご祝儀の金額「8」はタブーなの？

上で、ご祝儀の金額を決めるとき数字の4は避けなければならないと説明しました。例えば、2400元や4000元などはタブーです。

ところで、数字8は「別」の発音に似ているのでこれもタブーだという内容を台湾のウェブサイトで見たことがあります。しかし、8には触れず4だけをタブーとしているウェブサイトもあります。

台湾人の友達（40才）に聞いたところ、「8がタブーというのは初めて聞いた。むしろ縁起の良い数字だから8000や8800元包む人は多い。」とのことでした。

実際、友人の言葉通り8000、8800の数字もネット上でよく見かけます。もし「8」がタブーなら6600の次はいきなり10000になってしまいますね。飛び過ぎな気もします。

これは私の考えですが、結婚祝い以外の祝い事は「別れ」とは無関係なため縁起の良い８は当然歓迎されるわけですから、結婚もその延長で当然8は良いと思い込んでいる人が多いのかもしれません。

結論から言うと、8を良しとする人とタブーとする人が混在しているのが現状のようです。

ご祝儀の相場（参考資料）

ご祝儀の相場（紅包禮金行情）の一覧表です。出処の異なる2つの資料A、Bを掲載しておきます。ともに台湾のサイトからの情報ですが調べたところサイトによっても金額にかなりバラツキがあり、日本のように明確な金額を把握するのが難しくどれが正しいといったものでもないようです。したがって、あまり神経質になる必要はないと思います。

台湾のご祝儀相場表は全て金額とともに↑が表示されています。これは表示金額以上を意味し、場合によっては状況に応じて上乗せするということです。

Aパターン（2019年版）

出処：marry結婚吧（2019行情更新）

5つ星ホテル

結婚式場（婚宴飯店）

流水席／一般レストラン

流水席（リュスェイツィー）
1. 流水席とは、結婚式や新築祝いなどの祝い事の際に自宅近所の大通りを封鎖しテントを張ってご馳走をふるまう宴会です。家族や友人はもちろん近所の人や通りすがりの人までいつ来ていつ帰ってもいい形式で、たくさんお客さんが来るほど縁起がよいとされます。台湾の南部に多く見られる形式ですがそれも最近は減りつつあるようです。

Bパターン（2018年版）

出処：10 Seconds Class（2018結婚禮金）

披露宴会場費用から計算するのもよい

例えば、ホテルが披露宴会場の場合、「テーブル（10人掛）１卓」のホテルの相場があるので、事前にネットで調べてそこからご祝儀の金額を算出することもできます。（12人掛けもあり）

計算方法は、まず、テーブル１卓あたりの価格を席数で割って1人当たりの金額を算出します。

それに500～1000元を加算しますが、加算後の金額がちょうど2200、2600、3200、3600、6000…になるよう加算額を調整します。

計算方法の具体例を挙げます。

テーブル(10人掛)の料金が20,000元の場合

計算方法
1. テーブル１卓の料金÷席数＝1席の料金
   20000元÷10名＝2000元
   
   ※

   料理代が1人あたり2000元
2. これに500～1000元をプラスする
   
   ※

   式場のデコレーション代など料理代以外を考慮した上乗せ
   ※

   偶数 2200、2600、3200…になるように加算
3. ご祝儀の金額は2200、2600元が妥当

新郎新婦との親密度が分かりにくい場合

お祝いを包むとき、最も難しいのは相手との親密度がはっきりしないことです。自分は普通の友人だと思っていても新郎新婦が親しい友人だと思っているケースも頻繁に発生しているからですね。

そうするとお祝い金の金額に対する認識も異なってくるので、事前に一緒に行く招待客にいくら包むのか金額を聞き、それを参考にして包むようにするとよいです。

お祝いが経済的に困難な場合

ご祝儀の相場一覧表は上記のとおりですが、もし、友人との間に少し親しみのある関係でお祝いを包むのが経済的に困難な場合は、事前に相手に事情を伝えて披露宴を欠席しご祝儀だけ渡す、またはお祝いに小さなプレゼントを追加で渡すのがよいと台湾のウェブサイトに記載されていました。

本当の友人ならこんなことは大したことではないはずで、これが原因でトラブルが生じるのなら相手との関係を考え直すべきであり、まずは自分の能力を測ることが大切だとのことです。

台湾人に相場を聞いても答えが違う

台湾人にご祝儀の相場を聞いても答えが人によって違います。

それは、台北か地方かで相場が違うからです。また、尋ねる世代によってもズレが生じることがあります。若者は知識がなく相場をよく知らない、年配の方は年々物価が上昇しているのも関わらず金額の情報が古いということが起こり得るからです。

結婚式がある地域の人に聞く、自分より少し上の世代の人に聞くのが無難だと思います。台湾人に「地域」と「新郎新婦との関係性」、「会場のランク」を伝えて、ネットで最新情報を調べてもらうのもいいかもしれません。

常識を知っている信頼できる人に聞きましょう。

披露宴に出席できない場合

台湾では一旦結婚式の招待状（喜帖）を受け取ると、披露宴欠席でも関係性がどうでもご祝儀を贈らなければマナー違反となってしまいます。

欠席の場合は出席する知人に頼んでお祝い金を渡します。この場合、引き受けた人はお祝い金を包んだ人の名前と金額を書いた「謝卡」を領収書として受付からもらい、後日、本人に渡します。 [日韓交流] 韓国人と交流しませんか？

【ご祝儀の相場】台湾の結婚式、ご祝儀の相場は？

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ご祝儀の金額を決める要素

基本要素

台湾の結婚式のご祝儀の金額は次のようなことを考慮して決めます。

1. 式を挙げる地域
   （台北、台中、台南、高雄、その他）
2. 新郎新婦との関係性
   （家族、親戚、上司、同僚、親友、友人、知人など）
3. 披露宴会場のランク
   （高級ホテル、一般ホテル、専用の式場、レストラン、流水席）
   ※流水席とは台湾の伝統的な結婚式で屋外や街中で行われます
4. 披露宴の規模(出席者の人数)

追加要素

上記の内容を勘案した上でさらに調整して最終的な金額を出します。

誰かを連れて参加する場合

誰か同伴で出席する場合は１人当たり800～2000元加算します。赤ちゃんは加算の必要がありません。なお、金額に幅があるのは地域や会場ランクなどに応じて調整する必要があるからです。

台湾では結婚披露宴に誰を一緒に連れて行っても構いません。驚くことなかれ、それが新郎新婦やその家族と全く関係のない赤の他人でもよいのです。実際に新郎新婦の知らない人が会場にいることがあります。

喜餅（シービン）をもらった場合

新婦側から事前に喜餅（最近はクッキーが多い）をもらった人は、500～600元加算すれば失礼になりません。

遠方からの出席の場合

家から会場までの距離が遠い場合は600元減額です。お車代の代わり減額すると考えると分かりやすいですね。

披露宴不参加の場合

欠席する場合は800元減額ですが、関係性も考慮して決めます。最低でも600元は包みましょう。

同性愛者の場合

同性愛者の人は1000元減額です。

自分が挙式できない人はご祝儀をもらう機会がないので、自分も他人に払わなくていいという考えです。最近は台湾も同性婚が認められるようになったので変わりつつあるかもしれませんが…。

ご祝儀の留意点

1. 金額の数字は必ず偶数にする
   
   ※

   偶数は縁起のよい数字
   ※

   普通は2か6にする（3000や5000、7000などは避けるべき）
   （2200、2600、3200、3600、6000、6600...）
   ※

   なぜか3200と3600は例外で奇数3でもOK
   
   
2. 金額の数字は「4」と「8」を避ける
   
   ※

   数字の「4」と「死」の発音が同じ、「8」は「別」の発音に似ているため避けるべき（2400元や4000元などは×）
   
   
3. 高額にならないようにする
   ※

   ただし、新郎新婦が損をしない金額にする
   ※

   自分の結婚式で受け取った額より大きな額を相手の結婚式のときに返す慣習があるため高額は受け取る側の負担となるのでさける
   
   
4. 招待状をもらったら欠席でもご祝儀は渡さねばならない
5. 新札でなくてもよい
6. 夫婦は一緒に包んでも別々でもよい
   　例：夫2200元と妻2600元に分ける
7. 友人や同僚など連名で包んでもよい

ご祝儀の金額「8」はタブーなの？

上で、ご祝儀の金額を決めるとき数字の4は避けなければならないと説明しました。例えば、2400元や4000元などはタブーです。

ところで、数字8は「別」の発音に似ているのでこれもタブーだという内容を台湾のウェブサイトで見たことがあります。しかし、8には触れず4だけをタブーとしているウェブサイトもあります。

台湾人の友達（40才）に聞いたところ、「8がタブーというのは初めて聞いた。むしろ縁起の良い数字だから8000や8800元包む人は多い。」とのことでした。

実際、友人の言葉通り8000、8800の数字もネット上でよく見かけます。もし「8」がタブーなら6600の次はいきなり10000になってしまいますね。飛び過ぎな気もします。

これは私の考えですが、結婚祝い以外の祝い事は「別れ」とは無関係なため縁起の良い８は当然歓迎されるわけですから、結婚もその延長で当然8は良いと思い込んでいる人が多いのかもしれません。

結論から言うと、8を良しとする人とタブーとする人が混在しているのが現状のようです。

ご祝儀の相場（参考資料）

ご祝儀の相場（紅包禮金行情）の一覧表です。出処の異なる2つの資料A、Bを掲載しておきます。ともに台湾のサイトからの情報ですが調べたところサイトによっても金額にかなりバラツキがあり、日本のように明確な金額を把握するのが難しくどれが正しいといったものでもないようです。したがって、あまり神経質になる必要はないと思います。

台湾のご祝儀相場表は全て金額とともに↑が表示されています。これは表示金額以上を意味し、場合によっては状況に応じて上乗せするということです。

Aパターン（2019年版）

出処：marry結婚吧（2019行情更新）

5つ星ホテル

結婚式場（婚宴飯店）

流水席／一般レストラン

流水席（リュスェイツィー）
1. 流水席とは、結婚式や新築祝いなどの祝い事の際に自宅近所の大通りを封鎖しテントを張ってご馳走をふるまう宴会です。家族や友人はもちろん近所の人や通りすがりの人までいつ来ていつ帰ってもいい形式で、たくさんお客さんが来るほど縁起がよいとされます。台湾の南部に多く見られる形式ですがそれも最近は減りつつあるようです。

Bパターン（2018年版）

出処：10 Seconds Class（2018結婚禮金）

披露宴会場費用から計算するのもよい

例えば、ホテルが披露宴会場の場合、「テーブル（10人掛）１卓」のホテルの相場があるので、事前にネットで調べてそこからご祝儀の金額を算出することもできます。（12人掛けもあり）

計算方法は、まず、テーブル１卓あたりの価格を席数で割って1人当たりの金額を算出します。

それに500～1000元を加算しますが、加算後の金額がちょうど2200、2600、3200、3600、6000…になるよう加算額を調整します。

計算方法の具体例を挙げます。

テーブル(10人掛)の料金が20,000元の場合

計算方法
1. テーブル１卓の料金÷席数＝1席の料金
   20000元÷10名＝2000元
   
   ※

   料理代が1人あたり2000元
2. これに500～1000元をプラスする
   
   ※

   式場のデコレーション代など料理代以外を考慮した上乗せ
   ※

   偶数 2200、2600、3200…になるように加算
3. ご祝儀の金額は2200、2600元が妥当

新郎新婦との親密度が分かりにくい場合

お祝いを包むとき、最も難しいのは相手との親密度がはっきりしないことです。自分は普通の友人だと思っていても新郎新婦が親しい友人だと思っているケースも頻繁に発生しているからですね。

そうするとお祝い金の金額に対する認識も異なってくるので、事前に一緒に行く招待客にいくら包むのか金額を聞き、それを参考にして包むようにするとよいです。

お祝いが経済的に困難な場合

ご祝儀の相場一覧表は上記のとおりですが、もし、友人との間に少し親しみのある関係でお祝いを包むのが経済的に困難な場合は、事前に相手に事情を伝えて披露宴を欠席しご祝儀だけ渡す、またはお祝いに小さなプレゼントを追加で渡すのがよいと台湾のウェブサイトに記載されていました。

本当の友人ならこんなことは大したことではないはずで、これが原因でトラブルが生じるのなら相手との関係を考え直すべきであり、まずは自分の能力を測ることが大切だとのことです。

台湾人に相場を聞いても答えが違う

台湾人にご祝儀の相場を聞いても答えが人によって違います。

それは、台北か地方かで相場が違うからです。また、尋ねる世代によってもズレが生じることがあります。若者は知識がなく相場をよく知らない、年配の方は年々物価が上昇しているのも関わらず金額の情報が古いということが起こり得るからです。

結婚式がある地域の人に聞く、自分より少し上の世代の人に聞くのが無難だと思います。台湾人に「地域」と「新郎新婦との関係性」、「会場のランク」を伝えて、ネットで最新情報を調べてもらうのもいいかもしれません。

常識を知っている信頼できる人に聞きましょう。

披露宴に出席できない場合

台湾では一旦結婚式の招待状（喜帖）を受け取ると、披露宴欠席でも関係性がどうでもご祝儀を贈らなければマナー違反となってしまいます。

欠席の場合は出席する知人に頼んでお祝い金を渡します。この場合、引き受けた人はお祝い金を包んだ人の名前と金額を書いた「謝卡」を領収書として受付からもらい、後日、本人に渡します。 [日韓交流] 韓国人と交流しませんか？