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【助数詞の基礎文法】量詞の使い方を理解すれば旅行がもっと便利に楽しくなる!

掲載 : 2018.12.20
更新 : 2019.10.2
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旅行者も最低限の量詞を知っておくべき理由

「一支筆」「三份炒飯」とは何でしょう?

「筆」と「炒飯」は何となく分かるとして、それ以上は台湾華語の学習者でなければ難しいと思います。これを理解するには「量詞」についての基本的知識が必要だからです。
    量詞とは?
  1. 台湾華語や中国語で量詞とは、日本語の助数詞(例:1枚、3個、何冊)にあたる言葉
あ、今、単に旅行に行くだけだから量詞なんて知らなくていいと思いませんでしたか?実は私もそういう考えで行ったんですよね…。ところが、現地では量詞が分からないがために買い物で困ったことが何度かあったんです。市場で果物の値段を見たときは特に…。

例えばこんな風に…。
甜香瓜 4斤 100元
甜香瓜 4斤 100元
価格はでかでかと100元と書いてあるのでわかります。問題は「4斤」が何なのかですよね。日本で「斤」といえば食パンに使う重量単位ですが、1斤が何gかなんて知らない…。しかも台湾でも同じ重さを指すかは分かりません。もしかしたら重さ以外の単位かもしれません。
左:鳳梨釋迦 毎盆900元<br />右:牛奶釋迦 毎盆900元
左:鳳梨釋迦 毎盆900元
右:牛奶釋迦 毎盆900元
「"盆"とは日本の"おぼん"と同義かな」とも思いますが、盆というよりは箱に入っています。台湾では箱のことを盆というのだろうかと悩みます。

900元は当時のレートで約3,300円。状況からして、1箱6個入りの価格と考えるのが妥当ですが、高級品種なら1個の価格だとしておかしくありません。見たこともない果物ですから相場も分かりません。答え

このように買い物するときはもちろん、相場を知るときには量詞の把握が想像以上に重要になってきます。いくら金額が分かっても単位が分からないと適正価格かどうかの計算すらできませんから…。

話せなくても書けなくてもいいんです。値札や案内板、説明文、メニューなどを見てちょっと理解できれば…。

ここからは、知っていれば旅行時に役立つ程度の簡単な量詞に関する文法について紹介します。

量詞の語順と種類

量詞は語順が決まっている

日本語では「緑茶3杯」でも「3杯の緑茶」でも文法上問題ありません。でも台湾華語や中国語では語順が決まっています。
    決まった語順
  1. 量詞+名詞
    + 緑茶
    (緑茶三杯は×)
では、冒頭の「一支筆」「三份炒飯」の意味をもう一度考えてみましょう。今度はある程度推測できるのではないでしょうか?
  1. 量詞+名詞
    + 筆 → 1□筆?

  2. 量詞+名詞
    + 炒飯 → 3□チャーハン?
そう、その調子です。では量詞を見てみましょう。

「支」はペンや歯ブラシなど硬くて棒状のものを数えるとき、「份」は「~人前/~人分」などの配分に使う量詞です。
  1. 筆 → 1本のペン
  2. 炒飯 → 3人分のチャーハン

数量が2のときは「二」ではなく「兩」

数量が2の場合は「二」ではなく「兩(両)」を使います。
  1. 筆 → 2本のペン
  2. 葡萄 → 2房のブドウ
  3. 緑茶 → 2杯の緑茶

使用例を見てみよう

    台湾華語での使用例
  1. 麵包:1切れのパン
  2. :一人
  3. 綠茶:3杯の緑茶
  4. 碗盤:2セットの食器

台湾の漢数字

台湾で使う漢数字です。台湾では次のA、Bのどちらも使用されています。
  1. 零、一、二(兩)、三、四、五、六、七、八、九、十
  2. 零、壹、貳、參、肆、伍、陸、柒、捌、玖、拾
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