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【メリットとデメリット】悠遊カード(EASYカード)を賢く利用して台湾の交通機関をお得に利用しよう!

掲載 : 2018.12.12
更新 : 2018.12.17
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悠遊カード(EASYカード)とは?

台湾旅行の必須アイテムの1つ交通系ICカード(電子票證)。日本のSuicaやPASMO、ICOCAのようなカードです。
ICカードの1つ<br />悠遊カード(悠遊卡)
ICカードの1つ
悠遊カード(悠遊卡)
改札口
改札口
MRTや鉄道(台鉄)、バス、コンビニやスーパーなどでの利用が可能です。カードリーダーにかざしてピッと音がしたら支払い完了!簡単で非常に便利ですよ。このカードのおかげで私の台湾旅行はストレスフリーでした。

ICカードの種類とおすすめ

2019年現在、ICカードは4種類あります。発行会社によってカードの名称と利用できる対象や範囲、割引率などに違いが見られます。
    ICカードの種類
  1. 悠遊卡(ヨウヨウカー、Easycard) オススメ!
  2. 一卡通(iPass)
  3. 愛金卡(アイジンカー、icash)
  4. 有銭卡(ヨウチェンカー、HappyCash)

このうち最も便利で人気なのは、悠遊卡股份有限公司が発行する悠遊カード。カバーできる範囲が広いんですね。

私が使用しているのもコレです。皆さんにもこれをおすすめするので、ここからはICカードの中でも「悠遊カード」に限定して紹介していきますね。
    悠遊カード利用範囲
  1. MRT(地下鉄)、台鉄(列車)、路線バス、高速バス、タクシー、連絡船、猫空ロープウェイ、ライトレールなどの運賃
    ※長距離バスで一部利用できない路線がある
    ※高鉄(台湾新幹線)は、クレジットカード機能付きの悠遊カードでないと利用できないため外国人は購入不可
  2. コンビニ、飲食店などでの買い物 など
例えば、台北MRTで使うと正規運賃の2割引、台湾第二の都市である高雄(カオシュン)の高雄MRTで使うと1.5割引で乗車できます。タクシーの運賃精算にも利用できて便利です。

悠遊カード利用のメリット、デメリットは?

    悠遊カードのメリット
  1. 運賃の支払いが簡単
  2. 台北MRTは運賃2割引(桃園MRTは割引なし)
  3. 台北MRTと路線バスの1時間以内の乗り継ぎで8元割引
    ※路線バスから台北MRTに乗り継いだ場合は、運賃2割引後さらに8元引き
  4. 猫空ロープウェイは平日20元割引
  5. 市立動物園に入園後、猫空ロープウェイに乗車すると20元割引
  6. 高雄MRTは運賃1.5割引 他
  7. 台鉄(鉄道)の全路線で利用可能
    ※ただし、乗車できない列車あり
  8. 台鉄(鉄道)は特定の列車のみ1割引
    ※莒光号(急行)、区間車(普通)は運賃1割引
    ※自強号(特急)は、70キロまで1割引
    ※太魯閣号(特急)と普悠瑪号(特急)など一部はカード使用不可
  9. 高鉄(台湾新幹線)には利用できない
    ※厳密には、クレジット機能のある「悠遊聯名カード」は利用可能だが外国人旅行者は購入不可
  10. 路線バスは運転手に告げると1枚のカードで1同時に多人数乗車可
  11. 桃園空港⇔台北市内間リムジンバスに割引適用路線が一部ある
  12. バスで小銭を用意する必要がなく運賃精算が簡単
  13. 切符を購入する手間が省ける
  14. コンビニで買い物ができる
2019.9.28現在の情報
    台鐵(台湾鉄道)IC乗車時の注意
  1. 自強号、莒光号、復興号は全指定席列車ですがICカード乗車した場合、座席代は含まれていません。鉄道会社の規定上はどうかわかりませんが、台湾人の慣習としては空席なら座れるようです。ただし、座位票(座席指定券)所持者が来れば席を変わる必要があります。
台湾のバスはおつりをくれないので現金で支払う場合は運賃ピッタリの金額を用意しなければなりません。現地で何度かバスの利用を考えているのなら、悠遊カードがあると非常に便利です。
    悠遊カードのデメリット
  1. MRTは1枚のカードで1人のみ乗車可
    (同時に多人数乗車不可)
  2. 長距離バスはカード対応路線と非対応路線がある
  3. 長距離バスは、カード対応路線でも割引がないものもある
  4. 桃園空港/台北区間リムジンバスはカード非対応路線が多い
  5. 桃園機場MRTでカード利用はできるが割引はない
    ※桃園空港と台北駅間を運行する空港MRT
  6. 台鉄(鉄道)で列車の座席指定ができない
  7. カード本体料金(100元)は払戻しできない
  8. チャージ代金(残高)の払戻しに20元の手数料が必要 詳細は後述
2019.9.28現在の情報

悠遊カードの使い方は簡単

悠遊カードは100元(約350円)で購入できます。これはカード本体代なので運賃の支払いなどには使用できません。この時点でのカード残高は0なのでチャージ機や窓口、コンビニなどでいくらかチャージするとそのチャージ金額の範囲内で交通機関やコンビニでの支払いに利用できるようになります。

悠遊カードの種類と対象

悠遊カードは、使う人によって6種類に分かれています。
 悠遊カード(EASYカード)の種類
 悠遊カード(EASYカード)の種類
このうち外国人旅行者が購入できるのは「普通カード」「優待カード」の2種類です。販売価格は同じです。

種 類
内 容
普通卡
普通卡
一般の人対象
優待卡
優待卡
児童(6才以上12歳未満)
敬老カードに該当しない満65歳以上の高齢者
愛心カードに該当しない身心障害者対象
学生卡
学生卡
台湾の教育部が認めた学校に通う学生が対象
敬老卡
敬老卡
台湾在住の満65歳以上の高齢者対象
愛心卡
愛心卡
台湾在住の障害者手帳を所持する障害者対象
愛心陪伴卡
愛心陪伴卡
愛心カードを所持する者に必要な同伴者対象

悠遊カード、おすすめな人は?

再訪予定がある人や4、5日以上滞在し交通機関もよく利用する人は快適な旅行のためには「悠遊カード」を買って損はないと思います。問題は、滞在期間が短くMRT(地下鉄)しか利用しないような方ですね。あまりメリットがないからです。

とういうのも、悠遊カード購入時に払った100元はカード代なので払い戻しができない上に、残高の払い戻しも短期旅行者の場合は基本的に20元(約70円)の手数料がかかるためです。
    悠遊カード払い戻し手数料
  1. カードを5回以上利用&カード購入後満3か月以上経過:0元
    ※払戻期限は最終チャージ日から2年半
  2. 上記以外:20元
2019.9.28現在の情報
台湾のMRTは、ICカードで運賃を精算すると2割引きになりますが、多くは乗車1回につき20元または40元の運賃で収まるため割引額も4元(約14円)または8元(28円)程度なんですね。

120元(カード代+払い戻し手数料)の元(もと)をMRT乗車時の割引分で取ろうとすると、正規運賃20元の区間なら約30回、40元の区間らな約15回もの乗車が必要です。

ただし、ものは考えようですよね。
  1. MRTで毎回切符を買うわずらわしさから解放されたい
  2. ジャラジャラ小銭を持ちたくない
  3. バスに乗るたびに運賃ピッタリ準備するのが面倒
  4. 清算時間のロスを減らしたい
旅行中、上のような煩わしさから解放されるメリットと引き換えにするのも1つの方法です。

家族旅行の場合

家族旅行では、残金の払い戻しに「120元(カード購入代金+手数料)×家族の人数」かかるわけですから、さらに元(もと)を取るのが困難になります。ですが、もしバスうを数回利用する予定があるなら家族で1枚のカードを持つのもアリだと思います。(家族全員が大人料金である場合に限る)

理由は二つ。

一つは、台湾のバスは同じ1枚のカードで数人の支払いをまとめてすることができ、運賃精算が非常に楽になるからです。(MRTは不可)

もう一つは、もし旅行最終日に残高があっても、コンビニで家族分の飲料水でも購入すれば残高をほぼ使い切ることができ、残高の払い戻しの必要がなくなるからです。あるいは最終日に残高をピッタリ0にするのも方法です。 残高をピッタリ0にする方法とは

ツアー旅行でない旅行者は、MRTに数回乗車するでしょうから、仮に短距離を8回乗車すれば、計32元の割引(正規運賃20元×20%×8回)になります。つまりカード代金100元のうち32元は元が取れる計算ですね。そうすれば、実質68元(約240円)ほど損する程度ですから、人によってはバスやコンビニでの支払い時の便利さと引き換えにできる額と見ることもできると思います。

一人旅や友人との旅行の場合

一人旅や友人との旅行なら自分の分1枚の購入です。こちらも同じく、人によっては100元(約350円)を便利さと引き換えにしてもよい金額と見ることもできるかもしれません。 [KPOP歌詞ルビ] リクエスト可能
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