【高速バスの整理券】高速バス乗車の際に渡される整理券とは?
掲載 : 2019.2.26
更新 : 2019.9.26
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台湾の高速バスに乗車したときに運転手から渡されることがある整理券。ここでは整理券の受け取り方や整理券が存在する理由、高速バスの見分け方などについてまとめています。まずは台湾の高速道路の話から。
台湾では高速道路を何と言うか?
高速道路が経路に含まれる比較的長距離のバス路線を台湾では
「国道客運」と言います。つまり、
高速バスのことですね。
そして、台湾で高速道路のことを次のように言います。
高速道路
- 高速公路(Freeway) ※国道ともいう
- 快速公路(Expressway)
では、どうして名称が異なるのかというと、管理部署が違って「前者は国道」で「後者は省道」だからだそうです。
余談ですが、必ず「省道=快速公路」と言うわけではありません。省道には「一般道路」と「高速道路」の2つがあり、そのうちの高速道路だけを「快速公路」と言うからです。それに対して国道には「一般道路」がなく「高速道路」しかありませんから「国道=高速公路」が成立します。
よって、
「国道、高速公路、快速公路」はすべて「高速道路」であると言えます。
ここからは整理券についてお話しします。
高速バスに整理券が必要な理由
台湾の高速バスは安全のために着席が義務付けられています。
正確には、高速バスであっても高速道路に入る手前の一般道路で下車する乗客は立ち乗りできますが、高速道路区間の利用客は着席しなければならないということになります。
高速道路を利用する客と利用しない客の両方が同じバスに乗車するわけですから、運転手は高速道路利用客の座席数を管理しなければなりません。そこで、
国道客運座位証という整理券を使ってカウントするわけなんですね。で、
高速道路利用客用としてあらかじめ決められた座席数が埋まると、いくら車内通路にスペースがあっても高速道路利用客は乗車できません。
整理券のもらい方
乗車の際に運転手に
行き先を告げると整理券(国道客運座位証)を渡されます。
下車時には運転手に返却しましょう。前述したとおり、高速道路区間を利用しない場合は立ち乗りできるので整理券は必要ありません。
高速バスの見分け方は?
一般的にバス番号が900番台や1000番台の場合は高速バスである可能性が高いです。
例えば、台北市内と有名観光地である九份(新北市)を行き来するバスは高速道路を経由します。観光客が非常に多いですから運転手の座席管理が重要になってきます。
1062番 / 965番バス
- 台北市内 ⇔ 九份老街 or 金瓜石
※整理券あり
ところが、高速道路を経由するバスであっても必ずしも整理券があるわけではないようです。例えば、私が三峡老街へ行ったときは往復ともにありませんでした。
916番バス
- 台北市内 ⇔ 三峡老街
※整理券なし
※三峡老街(民生街)バス停ではなく文化路バス停下車がおすすめ
三峡老街も観光地ではありますが九份ほどの人気がある場所ではないため整理券を使って管理するまでもないからでしょう、高速道路利用客が多くない路線、もしくは空いている時間帯ならこういうこともあるようです。
まとめ
高速道路と整理券の関係についてはお分かりいただけたと思います。でも、旅行者の皆さんは高速道路を経由するかなんてわからない場合がほとんどではないでしょうか。
長距離バス(900番台や1000番台のバス)に乗車するときは、とりあえず行き先を書いたメモやスマホを見せながら乗車すれば安心です。
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